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MARTIN D-18 GE No. 563771 1994年製
         

TOP:Spruce
BACK&SIDES:Mahogany
NECK:Mafogany w/Adj. Rod
FINGER BOARD:Ebony
BRIDGE:Ebony
FINISH:NaturalGross
NO.FRETS CLEAR/TOTAL:14/20
TOTAL LENGTH:40 1/4 [1022.4mm]
BODY LENGTH:20''[508]
BODY WIDTH:15 5/8[396.9mm]
BODY DEPTH:4 7/8[123.8mm]
SCALE:25.4''[645.2mm]
TUNING MACHINES:Waverly ivoroid knob  


マーティンが戦前のモデルを復刻したものです。第二次世界大戦以前のものが、材料、技術ともに満たされていたみたいです。市場では戦前モデルが信じられない値段で取り引きされています。  このD-18 GEはマーティン社が保有する戦前モデルを完全に復刻したと唱っています。  
音は抜群の鳴りです。マホガニーボディらしい軽く甘い音がします。一弦一弦粒立ちの良さは気品が漂います。造りも、ベテランの職人によって手作りで造られているので確かな逸品です。
現在のマティンギターは大量生産体制をとっているのです。現行モデルは量産製なのです。  
現行モデルと大きく違うところは、指板とブリッジがエボニーということです。それにブリッジに埋め込まれたサドルがロングタイプになっています。木材はAAAクラスを使っているようです。トップ材にはシトカスプルースの木目の詰まったものです。このトップ材が音の核を成します。  
それで肝心なことなのですが、トラスロッドがアジャスト式を選択したことでした。戦前モデルはもちろんSQロッドです。マーティン社はSQロッドを推奨していません。過去の方式だと切り捨てているようです。唯一この点だけは復刻を拒否したようです。ただし、観た目にはSQらしく造ってあります。マティン社の子供心が伺えます。
ペグは日本のゴトー社に製造依頼をしています。「MARTIN」と刻印されていますが、日本製です。ウェーバリー製のものをコピーしています。このペグは難があります。ギアの噛み合わせが悪くペグを回す度に金属片が落ちてきます。金属も安価のものを使用しているのか、チューニングする時ペグに触れた指先に嫌な弦の振動が伝わってきます。日本のゴトー社は世界屈指の技術力を持っています。マーティンは値段をけちったようです。
余談ですが、たまにギターショップでこのゴトー製オリジナルマーティンペグが¥27000で売られています。本物のウェーバリー製も日本で売っていますが、同じ値段です。( 笑)  
オリジナルにこだわる私ですが、この糸巻は取り替えました。本物のウェーバリー製をアメリカから取り寄せて、自分で取り付けました。オリジナルのペグとは比較にならないほど精巧に造られていて、糸巻一個に幾つものパーツが組み合わされています。ミクロの技術をようする作業だと理解できます。使用感はD-28に付いているグローバーロトマティ ック並みの心地良さを感じます。  

現在、このD-18 GEは激しく弾きすぎたため、ボディバックの力木が折れてしまい、修理を待っている状態です。



MARTIN D-28 SQ No. 373765 1975年製
         

TOP:Spruce
BACK&SIDES:Rosewood
NECK:Mafogany SQ Rod
FINGER BOARD:Ebony
BRIDGE:Ebony FINISH:NaturalGross
NO.FRETS CLEAR/TOTAL:14/20
TOTAL LENGTH:40 1/4 [1022.4mm]
BODY LENGTH:20''[508]
BODY WIDTH:15 5/8[396.9mm]
BODY DEPTH:4 7/8[123.8mm]
SCALE:25.4''[645.2mm]
TUNING MACHINES:GroverRotmatic


SQロッドです。ノンアジャスタブルということです。現行では日本輸出品のみ、わずかにSQロッドを製造しているようです。日本人はSQロッドが好きみたいです。マーティン社はSQロッド方式を過去の産物として切り捨てているのです。ネックは反るのが当然です。
弦のテンションに幾年も耐えられるはずがないのです。SQロッドを内蔵されたネックはリペアがむずかしくて、手間と工具と技術が必要です。その点アジャスタブルロッドを内蔵されたネックは六角レンチ一本で修理できます。ちょっとした知識があれば素人でもネックの反りを直せます。私はD-18 GEのネックを自分で直しました。  
マーティン社は、他社が保有するアジャスタブル方式の特許が切れた年から、SQロッドタイプをアジャスタブル方式へ切り替えています。戦前モデルが最高だというのは、木材料と職人が良かったのです。全てが良かったわけではない…というアメリカの合理的精神に私も賛成です。  
1975年製ということでまだ量産体制をとっていない頃のモデルです。木材も良質のものが使われています。エボニーは真っ黒の目の詰まったものが使用されています。  
この頃の特徴はバック板の力木が、かまぼこ形状になっていることです。現行モデルは鳴りを良くするため力木も細くて、形状も変わっています。1960年代のカントリーブームの影響で、ハードゲージの弦を張るミュージシャンが多く、マーティン社は戦前からの力木の形状を変えて、太い弦に負けないボディーにしたのです。1975年製はまだ、かまぼこ形状です。後年、マーティン社は戦前モデルの力木タイプに戻しました。それと同時に、ボディー内部のマーティンの刻印の隣にミディアムゲージまでの使用と刻印されるようになりました。  
かまぼこ形状の力木を持つマーティンギターを好む人達も割といます。丈夫ですから、 長持ちします。ギターは一生ものといいますが、木で造られていますから変形したり割れたりします。リペアには時間とお金がかかります。だから丈夫なものが良いです。私のD-18GEも力木がかまぼこ形状であったなら割れていなかったかもしれません。  
ペグはグローバーロトマチックです。チューニングの信頼度は抜群です。  
後年ペグはドイツ製のシャーラーに変更され、そして韓国製へ・・・とコストダウンの道を辿ってゆきます。マーティン社は現在巨大なギター製造会社です。昔はマーティンギ ター工房みたいな感があったのですが… 私のD-28SQはそんな工房時代に造られたギター です。



GIBSON J-50 Adj No. 096006 1967年製
         

TOP:Spruce
BACK&SIDES:Mahogany
NECK:Mafogany w/Adj. Rod
FINGER BOARD:Rosewood
BRIDGE:Rosewood
FINISH:NaturalGross
NO.FRETS CLEAR/TOTAL:***
TOTAL LENGTH:***
BODY LENGTH:***
BODY WIDTH:***
BODY DEPTH:***
SCALE:24 3/4''
TUNING MACHINES:Grover ivoroid knob


このJ-50の特徴はやはりその「なで肩」のスタイルにあります。ピックガードの形状も独創的ものがあります。もちろんヘッドの形状は言うまでもありません。マーティンのドレットノートとは一線を画します。  
でもその独走性はスタイルだけではありません。サウンドもまた癖のあるギブソン特有 の泥臭さがあります。けっして美しい音ではありません。でも心に染み入る音です。  
その音の特徴はまず、木の材質が造るでしょう。ボディーの側面とバックは軽いマホガニーです。軽いゆえに柔らかく甘い音がします。しかし、J-50の面白いところは板に肉厚があるのです。だから軽いはずのボディーが軽くないのです。トップ板のスプルース材も分厚いので、マホガニーのボディーとは思えない重量があります。  
それと、ギターの音色を決めるもう一つは弦長です。マーティンのドレットノートを基本にするとすれば、J-50は若干短いのです。短いということは、弦の張りが弱いので緩い音になります。緩いということは、弦がネックに触れるのでジャバジャバとした音にもなります。  
それと、弦高を調節できるようにサドルが昇降式になっています。これが音の伸びを無くす結果となったのです。ギブソンならではのアイデアですが、評判が悪く、一時期この装置をつぶして固定式のサドルに改造するのが流行りました。けれどこの音の伸びの無さがまたJ-50の音を特徴づけているのです。ちなみに現行モデルは固定式のサドルを採用しています。  
軽い音だけれど音抜けが悪く、ジャバジャバとして音の伸び無い軽い音。一見最悪です 。  
けれど、弾いていてドライブ感があって、コードは押さえやすい。これは魅力です。それにマイク乗りの良さは抜群です。1〜6弦のバランスもばっちりです。スタジオ録音に多用されているのはこの辺に秘密がありそうです。  
私のJ-50は購入当初から塗装が二度塗りでした。ただでさえ、ニス塗装はクラックができるのですが、二度塗りゆえ激しいひび割れをおこしています。それと昇降式のサドルが 割れてしまったので、自分で作り直しました。材料はもちろんローズウッドでです。  
1967年製のこの古いギターは、じいさんで厄介ものです。口癖が悪く事件ばかり起こし ます。背骨が曲がっていて、皮膚癌です。足も義足。でも今の若いものには負けません。 現行のJ-50には昔のJ-50のいい加減さが無いのですから。



YAMAHA FG-130 No. 20912480 1972年製 9月12日製造 この年の480本目
         

TOP:***
BACK&SIDES:***
NECK:***
FINGER BOARD:***
BRIDGE:***
FINISH:***
NO.FRETS CLEAR/TOTAL:***
TOTAL LENGTH:***
BODY LENGTH:***
BODY WIDTH:***
BODY DEPTH:***
SCALE:***
TUNING MACHINES:YAMAHA Original 詳細不明


グリーンラベルのFG-130です。  
ヤマハFGシリーズは日本のフォークギターの金字塔です。当時日本にフォークギターはなく、海外の映像や写真でしか観るしかありませんでした。日本のフォークシンガーの先駆者たちはガットギターなどを弾いていました。  
それが、マーティンやギブソンギターが輸入され始めると日本のメーカーはコピーしはじめました。しかし、ヤマハはオリジナルのコンセプト打ち出してFGシリーズを開発したのです。日本のフォークシンガーはこれを手にして銘曲を唱ったのです。  
赤ラベル→グリーンラベル→黒ラベルと、年代ごとにボディー内部に貼られたラベルの色が変わってゆきます。  
お茶の水の楽器屋では目を疑う値段がつけられています。発売当時の値段を考えると、価格操作が行なわれているようで、許せません。みんな買わないようにしてください。( 笑い)  
まあでも、出回る数が少ないので欲しい人は10万だしても欲しいのでしょう。  
私は足立に住んでいた頃、近所のリサイクルショップで買いました。もちろんリサイク ルショップ価格です。その時トップに緑色の塗料が付着していて、店主が「これはとれないんだよね」と言っていました。だからその分、値段も安かったのです。家に帰って、エタノールで根気よく拭いたら、塗料は奇麗にとれました。そして、ブリッジとサドルがプラスティック製だったので牛骨に変えました。プラスティックは駄目です。オリジナルを保つことは大切なことですが、駄目なものはダメです。私は大阪人の合理主義者です。( 笑)  
このギターは合板でできています。塗装も高級ニスではなく合成樹脂です。それに、弦に直接触れる大切な部分のブリッジとサドルがプラスティック製なのです。発売当時は、 1万円代でした。マ-ティンやギブソンギターは30万円以上もしていました。だからそれなりの造りと音です。  
でもヤマハの開拓精神の漂う、古き良き時代の、大和魂たちが造ったギターです。
 

 


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