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| 堀川琢義と初めて会ったのは8年ぐらい前だったか。彼はまだ二十才(?)の負けん気の強い青年だった。私たちは人形劇団で旅回りをしていた。彼はまだ夢を見つけていなくて、それを必死で探している最中だった。 彼との旅回りはとても愉快で、北へ走らなければいけないのに南へ向かったりする彼は、間違いを素直に認めようとしなかった。人の真似をするのでなく、自分の感性で生きていた。だから、彼の苦しんでいる様子がよくわかった。 彼の素晴しいところは、行動力とあきらめの良さ。あと、可愛らしいところ。 時は流れて、可愛らしさは逞しさに変わった。夢を見つけた彼はエッジの利いた感性で個性を熟成しつつある。 これからの彼の敵は「現実の夢」である。 夢という不自由な生き物と戦っていかなければいけない。 自由を求めたはずの夢が、彼を束縛しようとする。 その時彼はどうするのだろうか? きっと素直に認めようとせず、行動してゆくのだろう。 |
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野島光夫
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